専務取締役 井手口 幸二

変わりゆく時代と業界。
変化に柔軟に対応する栗山組。

栗山組No.2の昇任後にインタビューを行いました。

INTERVIEW 専務取締役昇任後インタビュー

働き方改革によって
建設業界の労働環境が大きく変わった

この度、専務取締役 (昇任) おめでとうございます。前回のインタビュー(WEB公開時)から随分と月日が流れましたが、建設業界に変化はありましたか?

2019年頃に施行された「働き方改革関連法」のもと、企業の在り方やワークスタイルの考え方が大きく変わり、加えて新型コロナ感染症の影響もあり働き方の多様化が進みました。特に全産業の中でも建設業は、休日出勤・人手不足等の課題が多く対応が困難な業種とされる中、弊社も数年前より業界に先駆けて、休日日数の増加・賃金のベースアップ・労働環境の整備・福利厚生の充実等の対応を進めてきました。

また、生産性向上に向けて、3次元測量の導入や情報共有システムを活用した書類授受の省力化等を取り入れています。発注者においても、公共工事の週休2日工事の徹底、適正な工期設定の発注関係事務を行えるよう外部機関を活用する体制確保等の取組みを行い、長時間労働への対応を進めています。

今後も社会の変化に応じて柔軟に対応していける企業を目指し、先への成長・発展につなげていきます。

労働環境がよくなる事は社員も嬉しいですね。建設業界はツラいというイメージも今は印象が違うかもしれません。

休みが増えた事で社員もプライベートが充実して、気分をリフレッシュする時間が増えたと思います。働きやすい環境が整う事で、仕事への活力が向上して、同じ時間を働いても中身の濃い仕事を行う事で生産性が上がっていく...現代の働き方に建設業界も対応できており、過去のイメージとは違い間違いなく働きやすい環境になっています。

わたし自身、以前より休みも増えて家族と過ごす時間も増えて助かっています(笑)

労働環境が良くなった事で求人においても、出入りはありますが新入社員の数が増えてきていますね。

栗山組についての変化はありますか

同じ鳥取県の西部県境に位置する境港市の足立道路を2020年に全株式を取得(子会社化)してグループ会社として迎え入れ、鳥取県の東部と西部の両端に拠点をもつこととなりました。わたしが入社して(1998年)以来、最も大きな出来事となりました。その以前にも2005年に鳥取市内の岸本建設を吸収合併したことはありましたが、その時とはスケールも違い大きな動きであり会社として大変大きな決断であったと思います。

足立道路は、弊社の様に公共土木工事主体の元請会社とは形態が異なり、民間及び下請主体の舗装工事を主に事業展開している会社です。従来の組織体制から足立道路を含めた新体制の運営は、弊社にとって色々な変革期になりました。当初は色々と紆余曲折はありましたが、少しずつ落ち着き、足立道路も元々の地盤をベースに安定的な売上を計上しております。

栗山組社内での変化でいうと、長年一緒に苦楽を共に過ごした仲間の引退もあれば新しく加わった仲間もいて、社員の入れ替わりのある中で何より若手の成長が見られます。ベテランが退社後のポジションを若手がそつなく仕事をこなしている姿をみると着実に成長している実感があります。若手社員の成長の裏には、ベテラン勢の助言・援助、中堅からの能力向上に向けた指導など、年齢を越えたチームワークの賜物が社内の結束力に繋がっていると思います。

また、数年前から積極的に行っている「建設業界のイメージを変える」取組みも現在進行形で続いています。社外のデザイナーさんに依頼して色々かっこよくしてもらっています。

栗山組が行っているイメージ改善のクリエイティブな活動は本当に目を見張るものがありますね

社員服や作業着をカッコイイ物にしたり、重機や社用車をステッカーなどでカスタムしたり、ガレージの巨大サインペイントや、デザイナーとプロカメラマンを取り入れてのビジュアルブック作成など...建設業界の中ではかなり尖がっていると思います(笑)

前回の社長インタビューで発言した通り、「建設業のカッコよさを伝えるアプローチの仕方は現場以外にも垣根なくやっていく」、「従来通りの表現に限界を感じれば、常にブレイクスルーを目指し、色々な可能性にチャレンジしながら、栗山組ならではの打ち出しに拘る」といった、「建設業のイメージを変える」を有言実行していて、評判も中々いいです。まだまだこれからも面白い事をしかけていくと思いますよ!

栗山組は次の未来へ羽ばたき続けていきます

これからの栗山組の目標や進むべき道はありますか?

弊社も思い返せば決して平坦な道のりで今日に至っているわけではなく、その中で成長しながら継続してきました。しかし、これで安泰かといえば必ずしもそうではない現状です。冒頭でも触れた話しですが、業界の人手不足、イメージアップ、労働環境の改善、アナログからデジタル化、人材育成等...時代が変わるにつれその変化に常に対応していくことが重要です。わたしの中にある会社とは、業界を取り巻く環境がどれだけ激変しようとも、最終的に生き残れる会社が全てで、どんな逆境にみまわれても、壁を乗り越える度に、より足元を固めて強くなり、未来へと繋がっていく会社...これが、何より優る会社だと思っています。

今後の栗山組、10年、20年、50年、100年先へと繋がっていく中で、社員の皆と共に理解し励まし合って、これかも突き進んでいきたいです。
栗山組で働いてみたい!栗山組で働けて良かった!…皆からそう言って頂ける会社でありたいと思います。

最後に一言お願いします

この度、専務取締役に就任となりましたが、弊社ではこの役職は空位となっていた役職でありました。それゆえに、今まで以上に身の引き締まる思いと、わたしがこの専務取締役と呼ばれることに恥ずかしくない、相応しいものを築けるよう取組んでいきたいと思っております。

皆さまからの、ご協力、ご助言を仰ぎ、全力で頑張って参りますので、今後ともよろしくお願い致します。
これからも栗山組は次の未来へ羽ばたき続けていきます!