工務部 坂本 幸志

若手から一人前の技術者へ。
資格取得や現場監督を経て得た経験とは。

栗山組若手成長株に2級土木合格後にインタビューを行いました。

INTERVIEW 2級土木合格後インタビュー

選んだ道は間違ってなかったなと

前回は若手社員としてインタビューさせて頂きました。入社して4年、栗山組で働いてみてどのような印象ですか?

栗山組に入るまで、建設業界に対して勝手なイメージがありました。オラオラ系と言いますか、ガテン系と言いますか…。そういうイメージがとても強かったです。しかし、入社してみると、言葉遣いひとつにしても丁寧ですし、皆さん細かな気遣い、礼儀であったり、色んな面できちんとされていて、一般的に思われているイメージとは全く違っていました。現場では真剣に真面目に取組み、仕事外では冗談交じりで交流できたりと、メリハリをもって仕事に取組んでいるのがいいですね。

学生時代は、土木ではない事を学んでいて、全くの初めてで不安はありました。
でも、今の自分だから思えるのかもしれませんが、選んだ道は間違ってなかったなと思います。

辛いときや、落ち込むことは何度かありました。ですが、その時に先輩や上司の言葉が響いて前を向かせてくれたり、一緒に働く仲間の姿が励みになったりして、自分もポジティブな気持ちになる事ができました。今も、いい環境でノビノビと仕事に向き合う事ができています。

業務上ではどのような経験がありましたか?

初めて現場代理人として携わった「桂木舗装工事」の時に、今までにはない色々なことを経験しました。それまでは、与えられた業務をこなす役割でしたが、現場代理人では、監督業務であり指揮する立場になります。責任者になる重圧は重くのしかかりました。自分のミスが工程管理に響いてしまうプレッシャーは常に感じていましたし、うまくいかないな、と思う事もあり、業務から逃げ出したくなった時も沢山ありました。

何度も挫けそうになりましたが、仲間たちの支えに助けられつつ、自分自身も前を向き、業務を乗り越える事ができました。

完成検査を迎えた直後は「終わったなぁ…」ぐらいの感想で、あまり実感を感じる事ができなかったんですが、その日の夜に、この工事で経験した苦労が思い浮かんで実感が湧く瞬間がありました。また、月に一度の社員総会の時に、業務の振り返りがあるのですが、そこで今回の工事の件を褒められたし、何とも言えない達成感を感じる事ができました。やっぱり怒られるより褒められた方がいいですね(笑)

自分でもこの数年で成長を感じますか?

感じますね。気持ちの面で大きく成長したと思います。気持ちが凹んでもうダメかも、とネガティブに考える事が今までは多かったんですが、それではダメだなと。どんな状況でもポジティブに捉えて、前向きに仕事をする気持ちを作れるようになりました。それでも凹みがある時もあります...そんな時は「名言集」の様な自己啓発本などをみてポジティブな思考にもっていきますね(笑)

目指しているのは
「思いやりのある現場」づくりです

働きながら意識していることはありますか?

周りとの関わり、コニュニケーションを大切にしていきたいです。仕事仲間はもちろん、地元の方や協力業者との関係性は大事なので、マイナスな言葉が出ない、穏やかな環境の中で楽しく働けるような現場が理想です。

目指しているのは「思いやりのある現場」づくりです。

現場監督の際も、自分はまだまだ経験が浅いですし、意見や忠告も否定から入るのではなく、考え、コミュニケーションを沢山行い、意見をすり合わせていきました。自分本位ではなく、お互いが相手の事も考えて話し合える環境は、仕事もやりやすく、良いコミュニケーションが生まれていると思います。おのずと関わる皆の意識が統一されて「良い現場作り」になると思います。

当たり前で子供かと言われるかもしれませんが、「あいさつ」も本当に大事ですね。今、担当している勝部川現場でも、あいさつを全員にすることを心がけました。チームとして、仲間として。これからも、思いやりのある現場を作っていきたいです。

与えられる側から、
自分が与える側になっていきたい

2級土木施工管理技士を取得しました。技術者として今後の意気込みを聞かせてください。

今まで現場でお世話になった先輩、上司ともう一度組んで現場を担当する際、2級土木を取得した自分には求められる事も全然違ってくると思います。その期待に応えたいです。まだまだこれからなので、早く一人前の技術者になりたいですね。

資格は更にランクアップを目指して、1級土木の取得。そして、優良工事を目指したいです。2級土木の資格は、皆様に担ぎ上げてもらったおかげで取ることが出来ました。次の1級土木は自力で取れるとこを見てもらいたいです。もう周りに心配はかけたくありません(笑)

もうコイツは大丈夫だと思われるように、早く先輩、上司のいい所を吸収して、一人前の技術者のレベルに成長する。与えられる側から、自分が与える側になっていきたいですね。

後輩や新卒者、これから建設業界を志す若者へメッセージをお願いします。

自分も感じていたように、偏見がある業界かもしれませんが、働いてみるとそうでない事が分かります。この会社は沢山手本になる人がいます。うまくいかないときや挫けた時、周りがサポートしてくれます。

最初の数年は大変な事ばかりで挫けそうになるかもしれませんが、諦めずに、まず資格を取って、成長していきましょう。その先に見える景色は変わっていくと思います。信じて一緒に仕事しましょう!

最後に一言。...2級土木合格してホッとしています(笑)