常務取締役 永原 芳幸

国民の日常を守る仕事をしている
という誇りを胸に。

建設業の重要性と魅力について語って頂きました。

INTERVIEW 02 常務取締役 永原 芳幸

公共物を普段通りに当たり前に利用できる
状態にする事が建設業の責務です。

栗山組について教えてください

建設業という公共工事を100パーセントやっている企業です。工事を行う事で、地域に安心・安全を提供する事が大きな目的です。

栗山組は地元企業なので、鳥取県の工事を受注しております。栗山組が掲げるテーマの一つである「郷土を誇りに、郷土と共に発展する」であるように、地元の発展に貢献し、地域の暮らしを守る使命に誇りをもって取り組んでおります。

暮らしを守る、工事とは具体的にどのような業務がありますか?

日常で国民が利用する道路などは、事故に繋がるので常に整備工事が行われております。災害があれば、真っ先に「元の生活ができるように復旧する」という工事が発生しますし、台風が来れば防災に動くという工事もあります。

それから鳥取県は冬になれば雪も降るので、除雪の業務などもありますね。生活で欠かせる事のできない、蛇口をひねれば出てくる水やトイレを流す下水などにも関わってます。

日常で国民が利用している公共物が、普段通りに・当たり前に利用できる状態にする事が公共工事を受持つ建設業の責務であり自負している部分でもあります。

道路・下水・ガス・電気・水道など
ライフライン全てに土木は関わっています。

よく考えれば、暮らしの中に沢山の公共工事が関わっている事に気が付きますね。

その「国民の日常を守る仕事をしている」という誇りを感じながら日々仕事に取り組む事ができれば、建設業も魅力的な職業だということを実感できると思いますが、若い方にはあまり人気が無いようですね。

私は土木という仕事を40年以上続けてきましたが、その「国民の日常を守る仕事をしている」という「誇り」の部分が1番強く、仕事での感動に繋がり、ここまで続けるまでに至りました。

業務の中では、大変で苦しく辛いと思う事など、正直しんどい部分も沢山ありますが、工事が完成して発注者に引き渡した時に味わう達成感や、何よりも、自分が作った道路などの公共物が普段通りに安全に活躍していて、国民が利用しているのを目にする喜びは、代え難い感動を与えてくれます。

また公共物は、何十年とそこに残るものが多いので、自分が関わった道路を通る時は「この道は俺が作った」と胸をはれたり「何十年前にここを作った時は大変だった」など地域と共に人生を歩めるというのも土木建設業の面白さでもあります。

人の生活の中で非常に重要な役割である建設業ですが、そういった魅力が伝わりにくく誤解されている部分も多い気がします。

誤解されている部分が大きいですね。以前、国の政策でも議論された「建設業は税金の無駄遣いをしている」と言われた時期がありました。あれは観点が違うんですよね。言葉が悪いんです。一生懸命やっていた我々には失礼な話です。

土木は「必要」だからやっているんです。道路・下水・ガス・電気・水道などライフラインの全てに土木は関わっています。その全ては必要なものであり、より安全なものでなければならない。そしてその事業は1,2年で完了するものではなく、10年単位で計画し予算を投じる大規模な工事も沢山あります。工事によっては作業員が危険な所に足を運ばなければならない現場もあり、その分の報酬を受け取る資格があると思います。

税金を大きく使う事業ではありますが「必要不可欠な事業」である事に間違いはないのです。最近では大地震などでより一層、土木事業が必要な場面が多くなりましたが、災害が起きる前にも日々のインフラ整備は行われていて、その全ては国民が安心で安全に暮らす為の「必要な工事」である事を理解して頂きたいですね。

鳥取県は景色の移り変わりに
感動できる土俵があると思いますよ。

山を切って道を作る工事現場を訪れた際、工事のスケール感に驚きました。普段は着目してないですが、すごい事をしているんだなと関心していました。

土木は、地図の上に線をぴゅっと書いて、ここからここにに道を通そう、なんて言ったらできる訳ですよ。田中角栄さんが東京から新潟まで線引っ張ったのと同じ事です(笑) 建設業にはそういった「夢」のような事業にも沢山関わる事ができますよ。

私が生まれて60年の間に土木は発展していて、昔は牛で荷物引いてるような生活が、今では道路の上を車が走っている。日本の景色は大きく変わっており、それを見てきた私にとっては「夢のような」光景が広がっていて、土木業の魅力を感じる事ができます。

今の若い子は当たり前のように「それ」が在るから、土木の感動を実感する事は難しいでしょう。ですが、幸い鳥取県はインフラ事業が都会に比べてまだまだこれからという事もあり、土木に関わっていく中で、私が感じているような景色の移り変わりに感動できる土俵があると思いますよ。

鳥取市には高速道路もまだ通ってませんし、いまだに電車ではなく汽車が走っている線路もありますからね...私としては現在の景色が好きなので今のままでもいいのですが(笑)

これから栗山組に入ってくる若者には、そのような事業に関わるチャンスでもありますね。

若者には栗山組にチャレンジしてきて欲しいですね。30代手前で1億円規模のお金を動かす職業って中々無いと思いますし、現場監督という職務は言ってみれば社長みたいなもので、責任ある充実した役職につける事が可能です。

大変な職業ではあるので、日々の努力を惜しまずに頑張れる気持ちが重要です。努力や結果は目に見えてかえってくる業種だと思うので、とても分かりやすいです。

就業時間にピッタリ終業して、プライベートを大事にできる職種が若者には人気だそうです。もちろんそのような業種を否定する訳ではないですが、この業界だと頑張れば同じ年代の人より2倍3倍稼ぐ事も可能です。そして人の為になる職業でもある。

「働」という字は「人偏」に「動く」と書きますが、「人の為に動く」=「働く」と解釈し、建設業とはそういった「働く仕事」だと思います。