令和7年度 安全衛生大会 栗山組・大晃工業
栗山組(栗山和大社長)・大晃工業(高田重利社長)と両社安全協力会による「2025年度安全衛生大会」を、6月14日(土)午後2時から県立社会福祉人材研修センターで開催しました。
協力会員、社員約250人が出席。
冒頭あいさつに立った栗山社長は、インフラの老朽化に伴う事故や自然災害に触れ、
「近年道路が陥没する事故が頻発しています。その背景には水道管や地下水路などの老朽化に伴う損傷の問題があります。また自然災害の方も線状降水帯やゲリラ豪雨が毎年全国各地で頻発しています。今後ますます耐震補強や災害対策が重要となって、我々土木業への求められる使命や責任が大きくなります。そういった中であらゆる工事現場においても危険は平等に潜んでいます。一番怖いのは油断と慢心です。今日の安全大会をきっかけにみんなで初心に帰り、日々緊張感をもって気を引き締めて現場に入っていただき、安全第一でみんなが怪我無く無事故無災害の一年になることを心よりお願いを申し上げます」と述べました。
また、協力会会長の竹内秀明(竹内クレーン工業会長)は、
「建設現場では一瞬の油断、確認不足が大きな事故につながります。それを防ぐには全員が基本動作の徹底、危険予知活動、声掛けなどを積み重ねていくことが大切です。またこれから本格的な夏を迎えます。熱中症リスクを早期に察知し作業員の安全性向上を図ってください。ひとたび事故が起こってしまったらすべて吹き飛んでしまいます。私たち一人一人の安全と健康がかけがえのないものです。安全第一の精神に基づいて、就業する本人はもちろんのこと共に働く仲間やその家族を不幸にしないという強い思いが安全活動を推進する原動力になります。皆様どうぞ宜しくお願いします」と呼びかけました。



続いて、安全管理優良工事賞、優良施工管理技術者賞、整理整頓賞、安全スローガン最優秀賞、優良施工協力業者賞の各表彰、総括工事検査役による活動報告として、2024年度1年間に実施した対象工事件数12件52回の各現場における安全パトロールの報告が行われました。
今年の安全スローガン最優秀賞は大晃工業の小林龍生さんの
「確認一つが命を守る 任せるな迫る危険に予告なし 安全第一、全員一致」


特別講演では、落語家 林家きなこ氏による「10倍伝わる話し方 ~ちゃんと伝えて伝わって、安全・安心の職場づくり~」と題して行われ、「伝えたことがちゃんと伝わっていなかった」など職場で起こりがちな悩みに役立つ、安全な現場づくりに大変参考になる講演を聞きました。




安全表彰を受けた皆さんは次の通り。(敬称略)
- <安全管理優良工事>
- 清水優紀(監理技術者)=栗山組「佐治川河川災害復旧工事(R5年災211号)」
- 牧野雅史 (主任技術者)=大晃工業「令和5年度鳥取河川国道事務所管内案内標示他第2工事」
- <優良施工管理技術者>
- 高橋涼平(現場代理人)=栗山組「小河内河川災害復旧工事外(R5年災53号、54号、66号及び67号)」
- 小林龍生(現場代理人)=大晃工業「佐治川河川災害復旧工事外(R5年災145号、382号)」
- <優良施工協力業者>
- プロシード・橋本哲志(現場担当者)=栗山組「大石川砂防災害復旧工事(R5年災326号(1~6工区)」
- 春千興業・森本始(現場担当者)=大晃工業「佐治川河川災害復旧工事外(R5年災145号、382号)」
- <整理整頓賞>
- 谷本鳴海(現場担当者)=栗山組「佐治川河川災害復旧工事(R5年災211号)」
- <安全スローガン最優秀賞>
- 小林龍生(大晃工業)